コラム

住宅へのEVコンセント後付けは可能?工事・注意点を解説!

2025.11.26
コラム
Index
こんにちは! 近年、急速に普及が進んでいる電気自動車(EV)。 脱炭素化・ガソリン代高騰・国の補助金制度などもあり、 「次の車はEVにしようかな」と考えている方も増えています。 そんなときに気になるのが… 自宅にEV充電用のコンセントを後付けできるの? どこに設置すべき? 工事費用や施工時間は? 注意点やトラブルはある? 今回のブログでは、住宅へのEVコンセント後付け工事のポイントをわかりやすく解説します!これからEVを購入予定の方、すでに所有している方、どちらにも役立つ内容です。 まず結論:EVコンセントは後付け可能です! EV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド)を自宅で充電するには、**専用のEVコンセント(200V)**の設置が必要です。 新築時に設置していない場合でも、後から問題なく設置できます。 ただし、条件や制限があるため、以下で詳しく見ていきましょう。 EVコンセントの種類とは? EV用コンセントには主に以下の2種類があります: 屋外用200Vコンセント(単相200V)
  • 一般家庭用に最も多いタイプ
  • 充電時間は6〜8時間程度(車種による)
  • 安価かつ設置も比較的簡単
充電スタンド(ウォールボックス型)
  • コンセントに比べて高機能(通信・認証など)
  • 高速充電やスマート管理が可能
  • 工事費用・本体価格は高め
後付け設置の流れ 【STEP1】 設置場所を決める
  • 駐車場やカーポートの車の停めやすい位置
  • 分電盤からの距離が近いと工事費が抑えられる
【STEP2】 電気工事業者に現地調査を依頼
  • 家の電気容量やブレーカー状況を確認
  • 必要に応じて電力契約の見直しや増設工事も検討
【STEP3】 工事実施(所要時間:半日〜1日程度)
  • 屋外配線・コンセント設置・通電確認
  費用の目安は?
内容 費用相場(税別)
EVコンセント本体(200V) 約1万〜3万円
工事費 約3万〜7万円(距離・配線方法で変動)
合計 4万〜10万円程度
※距離が長い、壁の貫通や外構工事が必要な場合は別途費用が発生します。 ※ウォールボックス型充電器の場合は、本体だけで5万〜15万円以上になることも。 後付けの注意点は?
  1. 電気契約の容量不足に注意
  • エアコンやIHなどと同時使用するとブレーカーが落ちることも →「契約アンペアの見直し」や「専用回路の追加」が必要な場合あり
  1. 防水・防犯対策
  • 屋外設置が基本なので、防雨型のコンセントを選ぶ
  • コンセントカバーの取り付けや、カギ付きボックスもおすすめ
EVコンセント設置のメリット ✅ 自宅で毎日充電できるのでガソリンスタンドに行く手間なし ✅ 電気代で走れるため、ランニングコスト大幅削減 ✅ 太陽光発電と連携すれば自家発電でさらにお得 ✅ 将来のEV普及を見越して、住宅の価値向上にも   まとめ|EVコンセント後付けは「賢い未来への投資」 EVコンセントは、今後の「電気自動車時代」に向けて、必須の住宅設備になっていくでしょう。 後付けは可能ですが、
  • 配線距離や電気容量の確認
  • 設置場所や使用環境に合った選定
といったポイントをしっかり押さえておくことが大切です。 こんな方におすすめ!
  • EV購入を検討している方
  • 将来的にEVの導入を考えている住宅所有者
  • 太陽光発電との連携に興味がある方
「いつか…」と思っている方も、まずは現地調査だけでも依頼してみるのが第一歩です! 将来の暮らしの「当たり前」を、今のうちから準備しておきましょう。